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■表情でかく小さな感情■ あたたかな微笑み (島崎) 困ったように笑う (アスラン) 悪戯好きの笑み (イザーク) 笑顔で隠すのは (タカヤ) 以上を選択して使用。 配布元→http://airtitle.nobody.jp/ あたたかな微笑み あぁ、そうなのかと、最近になって納得した。 あいつがなんで和己に惚れているのか。 あいつが見ていたのはこれだったのかと、気付いてみれば簡単だった。 俺がいつも見ていたものであり、ここにいる誰もがそれに支えられていたのだ。 遠く離れた位置から、準太と和己の会話を眺めている。 準太が幸せそうに笑いながら、和己の顔を見ている姿は、 微笑ましいものであるはずなのに、どこか切ない気持ちにさせた。 そして、今更になって気がつくのだ。 あぁ、俺もお前のその笑顔が好きなのだと。 俺には見せないその微笑みが。 困ったように笑う 今までは、俺のほうがそうだった。 仕方がないなと微笑んでいたのは、確かに自分だったはずだ。 それが、いつの間にあいつの専売特許になってしまったんだろう。 まるで最初からそうなる運命だったように俺たち二人は惹かれ合い、 共に時を刻むようになった。 そして、それは自然とうつってしまったのだろうか? イザークはそんな表情をするような奴ではなかったはずだった。 少なくても俺の前では。 「お前も変わったな。」 思い出話に浸りながら、二人は笑った。 「お前もな、アスラン。」 お互いの顔を見ながら、仕方がないよなと。 悪戯好きの笑み いつも、何があっても、あいつはその表情を崩さない。 薄く貼り付けられた笑顔という名の仮面。 見ているだけで気分が悪くなった。 そして、同時に引き剥がしてやりたい衝動に駆られる。 仮面を剥がされたその瞬間、あいつはどんな表情をするのだろう。 驚くのか、怒り出すのか、それとも・・・? 想像するだけで、ゾクゾクする。 そして、それは自然と彼の表情に表れていた。 "お前をめちゃくちゃにしたい" まるで、小学生が大好きな子に悪戯を仕掛けるように。 イザークは、アスランの後ろ姿を見ながら、ゆっくりと微笑んだ。 笑顔で隠すのは 顔が引き攣ってしまわないように。 このことを悟られてはしまわないように。 慎重に、気をつけて。 あの日以来、俺はもしかしたら笑顔の回数が昔より増えているかもしれない。 何故かと聞かれたら、俺はこう答えるだろう。 "笑っていたら全てが丸く収まるから" 昔みたいに、意地を張り続けても意味はないと悟ってしまった。 あの人の前で、真剣に怒っても伝わらないのだと。 そうやって、気持ちを心を押さえつけているうちに、 無表情というより、笑顔になった。 気持ち悪いといわれない程度に、自然に。 だけど、怒りや呆れといった表情は、表に出さないように。 あの人とこれ以上、深く関わらないように、距離を置くために。 これ以上、身も心もボロボロになってしまわないうちに。 「モトキさん、行きますよ。」 貴方を本当に、愛しているから・・・。 |
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