たとえば、この星空の下、
願いがひとつ叶うとしたら、
あなたは、何を願いますか・・・?



星に願いを...。



練習帰り、空を見上げたら星が見えた。
最近、雨が多かったから、星空なんて忘れていた。

「そういや、今日は七夕だよな〜」

誰かが言った。
周りが、「そうだった」と相槌を打つ中、自分も忘れてたことに気が付いた。昔は、よく短冊に願いを書いたものだった。何枚もの短冊に、あれがほしいや、何になりたいやって、好き放題書いていたのが懐かしい。

今なら、何を願うだろう・・・。

「やっぱ、甲子園出場!だよな〜」

誰かが言った。

「そこは、甲子園優勝にしとけよ。」
「さすがに、それは欲張りすぎだろ。」
「いや、それくらいでちょうどいいって。」
「じゃ、負けませんようにってしとけば?」
「え?」
「負けなかったら、甲子園にもいけるし、優勝もできるでしょ?」
「それいいな〜」
「おう!んじゃ、俺んちの笹にそれ書いた短冊つけとこ。」
「お前んち、笹あるのか?」
「おぅ!っていっても、うらの神社だけど。」
「じゃ、お前んちじゃないじゃん。」
「ま、いいでしょ。今から行ってみんなで、書こうぜ。」

皆が盛り上がる中、それを少し離れてみていた。
俺は、何を願うのだろう。
今目の前にある野球のことだろうか。
それとも他に・・・。



あなたなら、何を願いますか・・・?










END


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